兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2020年3月15日(1936号) ピックアップニュース

みんなでストップ!負担増(3) 署名インタビュー「私も集めてます」
署名は意味がないのでは?と思っていましたが...
美方郡  古澤 倫代先生

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署名で声を上げてより良い医療を提供しましょう

 政府の医療・介護の負担増計画を阻止するため、協会が5万筆を目標に集めている「みんなでストップ!負担増」は、3月9日現在、7181筆が集まっている。署名への取り組みを紹介している本コーナーの第3回目は、美方郡・古澤クリニックの古澤倫代先生にお話を伺った。

 もともと署名運動に対し「政府は国民の声を聞かず、政策を強行してしまうことが多いので、あまり意味がないのでは」などと思っていましたが、協会が作成した「Q&Aで考える署名運動」リーフレット(下)を読んでみると、署名の力で政府の医療政策を転換させ、負担増計画の中止や延期ができることを知りました。例えば、長らく政府は75歳以上の方の負担割合を、原則2割にすることを計画してきましたが、実現できていないのは、多くの署名が集まったことで、政府が国民の反対世論を懸念しているからだと思います。消費税の増税についても、署名で反対世論を示したことで、これ以上の増税を許していないのだと思います。
 医療や介護の負担増の問題は、患者さんだけでなく自分や家族にも関係してくるものです。医療・介護従事者は「自分には関係がない」「興味がない」などと背を向けてほしくないと思います。
 私からスタッフへ署名をお願いすると、多くが協力してくれましたし、スタッフの家族にも協力していただけました。また、時間的に余裕があるときに患者さんや業者の方へ声かけを行うなど、可能な範囲で少しずつですが集めています。
 署名で声を上げないと現状は良くなりませんし、より悪くなっていく可能性も高いです。より良い医療・介護を提供していくためには、署名で「負担増は反対」という意思表示を、医療・介護従事者一人ひとりがしていくことが重要と思います。「自分には関係ない」と署名を無視せず、少しずつでも集めましょう。



1936_09.jpg署名の効果が良く分かる「Q&Aで考える署名運動」リーフレットをご活用ください

ご注文は、電話078-393-1807まで
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