兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2020年10月15日(1955号) ピックアップニュース

11月1日(日)は日常診療経験交流会へ
コロナ禍での医療を交流しましょう
理事長  西山 裕康

1955_06.jpg 第29回日常診療経験交流会(日常診)を11月1日(日)に神戸市産業振興センターで開催します。
 今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、従来の来場参加に加えて、初のオンライン(Zoom)視聴を導入します。また、例年の記念講演や心肺蘇生法講習会などは中止とし、午前中の分科会のみの開催といたします。
 今年のテーマは「世界が動きだした今」としております。新型コロナの感染症は世界中で猛威を振るい、移動と接触と会話という、人間が一方通行で歩んできた歴史に待ったをかけました。そのために、人や物の移動が大幅に制限され、経済的、政治的、社会的、心情的にも内向き志向を余儀なくされています。
 一方で、ICTを用いた新しい形の人と人のつながりが模索されていますが、まだまだ評価は定まっていません。
 医療においてもオンライン診療が注目されていますが、その評価は、単に効率性、採算性、先進性に目を奪われることなく、医療の本質そのものに関する、エビデンスに裏付けられた科学的な分析が必要かと思います。
 さて、このような多事多忙な中、分科会には医科12題、歯科4題、薬科2題が寄せられています。この場をお借りして感謝いたします。コロナ禍での各医療機関での取り組みをテーマとする演題が多く、第一線で地域医療を実践する会員にとって、非常に有益な内容であり、日々の経験や工夫、悩みを発表・交流しあう貴重な機会となります。
 先生方はじめ、ご家族、スタッフのご来場、オンライン視聴をお待ちしております。

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