2020年11月05日(1957号) ピックアップニュース
10・22 国会要請行動・いのちまもる総行動
医療の公益性を訴え
![1957_6.jpg](http://www.hhk.jp/hyogo-hokeni-shinbun/2020/11/05/files/1957_6.jpg)
盛山議員(中央)に要請書を手渡した
同日には日比谷野外音楽堂にて、「♯いのちまもる 医療・社会保障立て直せ!10・22総行動」が開催された。集会の様子は、オンラインにて同時配信がなされ、協会でも視聴会を開催。西山裕康理事長ら11人が参加した。
10・22国会要請
医療機関の経営保障と窓口負担引き上げ中止を
![1957_7.jpg](http://www.hhk.jp/hyogo-hokeni-shinbun/2020/11/05/files/1957_7.jpg)
福島議員(上写真中央)と、大門議員(下写真左)に要請書を手渡す協会役員
盛山衆議院厚生労働委員長への要請では、白岩理事が、「医療機関の経営保障を求める」会員FAX署名に寄せられた、会員からの一言を紹介。「ほとんどの医療機関で受診抑制による患者減少に苦しんでおり、政府として補償をしてほしい」と訴えた。川西副理事長は、「国民はコロナ禍で大変な状況下にある。厚労省による、75歳以上の高齢者の窓口負担引き上げ計画は看過できない」と、計画の撤回を求めた。
盛山衆院厚労委員長は、「概算払いについては、医師連盟などからも同様の意見を伺っている。制度の構築などの課題はあるが、要望はしっかりと伝えたい」とした。また、補償の給付について「支給に時間がかかるのには、マイナンバー制度が普及していないことが一端にある。国民に制度への信頼を高めてもらうため、よりいっそう信頼される政治を作っていきたい」と語った。
福島議員は要請に対し、「医療機関の苦しい経営の実態は、一言を読んでよく伝わった。補償拡充について、厚生労働委員会の場で強く求めていきたい」と語った。大門議員は75歳以上の高齢者の負担引き上げに対して、「年金が引き下げられる中での医療費負担増は許されない。計画の撤回へ党を挙げて取り組んでいく」とした。
全国500カ所以上でいのちまもる総行動
![1957_8.jpg](http://www.hhk.jp/hyogo-hokeni-shinbun/2020/11/05/files/1957_8.jpg)
「いのちまもる」のプラカードを掲げて集会アピールを採択
本集会には、日本医師会長・日本歯科医師会長ら、全国の28医師会・歯科医師会・団体がメッセージを寄せた。県内では、芦屋市・伊丹市両医師会長から、メッセージが寄せられた。
国民集会では、医療団体がリレートークを実施。川西・白岩両先生ら、全国から集まった医師・歯科医師がステージで、医療機関への補償を求めてアピールした。保団連理事で歯科医師の山田美香先生が代表して、緊急事態宣言下で患者の受診控えや、歯科医院の休診などの混乱がもたらされたと発言した。
集会では、社会風刺コント集団「ザニュースペーパー」が菅首相を風刺したネタを披露した。集会の最後には、医療・介護・福祉の拡充などを求める「集会アピール」を、「いのちまもる」のプラカードを掲げて採択した。集会の模様は、https://youtu.be/04ID_DMld0Yから視聴できるので、ぜひご覧いただきたい。