兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2020年11月15日(1958号) ピックアップニュース

第29回日常診療経験交流会 オンライン併用で100人参加
コロナ禍の診療語り合う

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三つの分科会に分かれて講演と質疑応答を実施し、オンラインで配信した

 コロナ禍での診療で得られた経験を伝え合おう--。協会は11月1日、日常診療経験交流会を神戸市産業振興センターで開催。新型コロナウイルス感染拡大を踏まえてZoomを用いたオンライン配信を初めて実施した。情勢にあわせてメインテーマは「世界が動き出した今」とし、会場には医師、歯科医師、薬剤師、スタッフら55人が、オンラインで40人が参加。分科会でコロナ禍での診療の工夫などの経験を発表し、質疑応答などで交流を深めた。

3分科会で多彩な発表
 今年は分科会を3会場で開催。医師・歯科医師・薬剤師・看護師らが18演題を報告した。「当院におけるCOVID-19感染症対策」「新型コロナウイルス感染症に関する薬局アンケート結果報告」「新型コロナ抗原定量唾液検査の経験」「コロナ禍におけるかかりつけ医のあり方」「味覚・嗅覚障害」などの新型コロナウイルス感染症関連の報告から、「百歳を超えた方々」「予防歯科医療の必要性」「嚥下障害患者に対する水を使わない超音波スケーラーの使用症例」といった日常診療に即した内容まで、多岐にわたる報告を行った。
 コロナ禍での日常診療から得たそれぞれの気づきや工夫、研究について、会場やオンラインから職種を超えて質問が出され、活発な意見交換がなされた。
 また当日は、「薬局内での新型コロナ対策の工夫」や、鉱物展示「兵庫県猪名川町で宝もの探し」に加え、薬科部企画として、同部の活動に貢献した故・結縁繁夫理事の生前の活動を振り返る展示を行った。
 今回の日常診療経験交流会では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年実施している特別講演などのメイン企画や、救急フェスタ「CPR講習会」、東日本大震災被災地物品・特産展などは中止とした。

(次号以降に参加者の感想を紹介予定)


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