2021年7月25日(1980号) ピックアップニュース
診療報酬請求等に関する病院交流会
指導・適時調査など情報共有
指導・適時調査の情報を共有しあおう--。厚生局による個別指導や施設基準調査(適時調査)、レセプト請求に関する相談などを理由に、近年、病院の協会への入会が増えている。協会病院・有床診療所対策部は7月13日、病院の医事担当者などによる情報共有と意見交換を目的に、「診療報酬請求等(医科)に関する病院交流会」を開催。県下各地14の会員病院から21人が参加し、日頃の疑問などについて交流を深めた。
主催者挨拶で吉岡巌副理事長(明石市・大久保病院理事長)は、長年の協会の個別指導・適時調査やレセプト減点の相談活動により、公立・私立あわせて約8割となる県下277病院が協会に入会(7月1日現在)していると説明。会員の病院へは日常的な相談活動以外にも、病院内での勤務医向けの減点・個別指導対策やライフプランに関するセミナーの開催にも応じることなど案内した。
交流会では、日々寄せられている問い合わせも踏まえて、新型コロナに係る特例措置や、病院でのレセプト減点事例、県下で行われた個別指導・適時調査における近年の指摘事項のほか、適時調査に代わって行われる「自己点検」の概要などについて協会が報告し、日常診療での留意点や対策などについて解説した。交流会終了後も、協会への個別質問や参加者同士での意見交換が行われた。
同交流会は、今後も要望にあわせて開催を予定している。