2022年5月15日(2005号) ピックアップニュース
4・21国会要請行動
「2割化中止」署名 国会議員へ引き受け要請
盛山議員との面会では、白岩副理事長が、新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に苦しくなった患者の受診抑制が進み、がんの発見が遅れたり、慢性疾患が悪化する例があると紹介。後期高齢者の医療費窓口負担2倍化の中止を求めたのに対し、盛山議員は、「感染を恐れての受診抑制も大きいが、経済的な要因ももちろんある。生活必需品の物価高の大きな要因はロシアによるウクライナ侵攻だ。一刻も早い停戦を願っている」とし、衆議院議院運営委員会筆頭理事として、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説に尽力したと述べた。
山下議員は、両副理事長からの後期高齢者の医療費窓口負担2倍化中止の訴えに対し、「年金が引き下げられる中、物価は上昇している。さら医療費窓口負担が増えれば、高齢者の健康に重大な影響を及ぼしかねない。これまで社会を支えてきた高齢者にあまりにもひどい仕打ちだ。ぜひ協力して反対していきたい」とした。
大門議員との面談では、川西副理事長が、医療・社会保障を充実させることで、日本経済の好循環をうみだす必要があると協会の政策を展開。大門議員は、「まったく同感だ」としたうえで、協会の政策も参考にしながら現在、経済に関する本を執筆していることを紹介。「出版の暁にはぜひご講評をいただきたい」とした。
新潟4区選出の菊田議員との面談は、保団連からの要請に応じたもの。面談した川西副理事長は、「コロナ禍で高齢者の窓口負担2割化を強行すれば、いっそう受診抑制が深刻化する。今国会で中止法案を提出、可決してほしい」と訴え、菊田議員は署名の引き受け議員になることを快諾した。また、白岩副理事長からの「保険でより良い歯科医療は患者さんの本当に切実な要求だ」との訴えに対し、菊田議員からは「どのような治療を保険収載すべきなのか」など具体的な質問が出され、やり取りを行ったうえで、「保険でより良い歯科医療を」署名についても、紹介議員を引き受けた。