兵庫県保険医協会

　3月16日に開催された神戸大学医学部附属病院（協会会員）の保険診療に関する院内講習会で、西山裕康協会理事長が「レセプト審査とその対策－オンライン診療について」をテーマに講演した。主催は同病院の保険委員会（丹生健一委員長／耳鼻咽喉・頭頸部外科教授）で、医師や看護師、事務職など127人が会場やオンラインで参加した。同講習会への講師派遣は、2018年、2019年に続き3回目。
　講演で西山理事長は、協会に寄せられた審査・減点相談のなかから復活事例について、再審査請求時のコメント記載の要点とともに紹介。レセプト「摘要」欄への診療内容の医学的コメントや傷病名の整理など、減点を未然に防ぐための対策なども解説した。
　オンライン診療については、厚労省の指針に沿って「診療前相談」や「診療計画」の内容、対面診療との組み合わせなどポイントを解説したほか、保険診療で認められている範囲や算定要件も説明した。
　閉会あいさつでは、眞庭謙昌病院長が謝辞とともに減点対策への抱負などを述べた。