兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2023年6月05日(2039号) ピックアップニュース

共済の今日と未来を考える兵庫懇話会・第13回総会
自主共済を守り発展させよう

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障害者団体・登山者団体などの加盟団体などから62人が参加した

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青山学院大学の本間照光名誉教授が共済の意義などを話した

 協会や県下の障害者団体、登山者団体などで構成する「共済の今日と未来を考える兵庫懇話会」は5月13日、第13回総会・共済規制問題講演会を協会会議室で開催。加盟各団体などから62人が参加した。
 2005年、日本市場のシェア拡大を狙う米国保険業界の共済規制要求を背景に成立した保険業法改悪法によって、保険医協会の休業保障制度など健全な自主共済まで規制対象とされたことを受け、同懇話会は、自主共済を運営する団体が集まり制度改善を求めて2007年に結成された。
 請願署名や議員要請などに旺盛に取り組み、2010年には自主共済の継続に道を開く保険業法再改正法の成立を実現させた。ただ、再改正法も自主共済にさまざまな要件を求めていることや、米国からの規制要求も継続していることから、懇話会は引き続き、自主共済を守り発展させるため活動を続けている。
 コロナ禍のため3年ぶりとなった第13回総会は、青山学院大学の本間照光名誉教授が「共済規制の経験と視野-共有し、社会を運営する能力を-」をテーマに講演。保険・共済の誕生から発展の歴史を振り返り、自主共済規制問題がアメリカ保険業界の利益のために行われたこと、会員のために行う共済の意義などを語り、懇話会の息の長い活動と今後への期待を述べた。
 西山裕康協会理事長があいさつした。
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