2023年7月25日(2044号) ピックアップニュース
燭心
本屋の経営が危ない。理由は活字離れとネット購入。出不精のわが身にとってもPCやスマホで事足りる生活は快適だ▼しかし、本屋大好き人間である連れ合いと娘からはネットショップの危険性について常に警告を受ける。耳タコなのだが、この年になっても危ないサイトにひっかかる可能性は恥ずかしながら十分にある。何よりも、PCの向こう側に自分の嗜好や行動パターンがすべて筒抜けになって監視されているのだ。自分のデータが無断でどんな風に利用されているのかわからないなんて危険極まりない▼などと反省しながらコンビニで買物をする連れ合いを見ると、なにやらカードを提示している。支払いは現金だから安心だしポイントが付くのでお得なのだという。店舗ごとにいくつかのカードを作ってポイントをため込んでいるらしい▼おいおい、それって君の購買行動が筒抜けだぜ。どの年齢層がどこで何を購入しているのかって企業が知りたい情報そのものじゃん。ただ、情報を得たい連中からすれば複数のカードではなく一本化してほしいだろうな▼ん?それってマイナカードじゃないか。マイナ保険証に固執するのは健康情報を知りたい人間がいるからだ。銀行口座や運転免許なんかに紐づけするのもこれらの情報を欲しい者が存在するからなのだろう。そいつは日本政府を動かすほどの実力者だからGAFAのような巨大企業かも。丸裸にされたくないので、せめて明日からは図書カードで本を買うことにしようかな(九)