2024年2月15日(2061号) ピックアップニュース
医師・歯科医師の処方権を侵害!
後発品と先発品の差額徴収制度は中止を
具体的には、後発医薬品の上市後5年以上経過したもの、または後発医薬品の置換率が50%以上となったものを対象に、後発医薬品の最高価格帯との価格差の4分の1を自己負担にするというもの(後発医薬品の最高価格帯の価格差の4分の3までは保険給付の対象となる)。
患者の経済力によって、使用できる医薬品を区別するこの制度は、所得の多寡にかかわらず必要な医療を平等に受けられるという国民皆保険制度を根幹からゆるがすものである。
さらに、医薬品の供給不安定が長期化し、先発医薬品も選択せざるを得ない状況が改善しない中、先発医薬品使用時に患者さんにペナルティを課す差額徴収の導入は言語道断といえる。
政府は負担増の直接的な理由を「創薬力強化」と説明している。しかし、新薬開発のために患者に負担を求めて財源とするのは道理がない。政府は制度実施を中止するとともに、医薬品の安定供給に注力すべきである。
協会・保団連は、この差額徴収制度の中止を求め、緊急の医師・歯科医師署名に取り組むことを決定した。
署名用紙の概要は左記の通り。ぜひ多くの先生方のご協力をお願いしたい。
緊急署名にご協力を!
2月中旬にFAXで上記の署名用紙をお送りしています。■この要請署名は3月14日(木)に国会要請行動で政府や国会議員に提出します。
■署名は下の二次元コードやURLからオンラインでもできます。ぜひ、ご協力ください。
https://forms.gle/bdrxipoPmoRg6PSg6
▶オンラインでの署名はこちらから