2024年6月05日(2071号) ピックアップニュース
会場いっぱいの350人
改定対応! 歯科施設基準研究会が大好評
次回は7月7日開催
研究会は2部に分かれ、第1部は、歯科外来における院内感染防止対策に係る標準予防策・新興感染症に対する対策、感染経路別予防策、偶発症に対する緊急時の対応、医療事故対策等の医療安全対策についてなど、「歯初診」「外感染」「外安全」届出に必要な内容をわかりやすく講演。
第2部は、歯科疾患の重症化予防に資する継続管理に関する内容や高齢者・小児の心身の特性など、「口管強」「歯援診」「歯援病」研修要件となるテーマを、ポイントを押さえて解説した。
今回の改定では、施設基準が大幅に改変、再編された。会員からは「変更内容や届出書の記入方法がわからない」との問い合わせが協会に殺到ている。
そもそも、すべての歯科医療機関が感染対策や医療安全対策、歯科疾患の重症化予防に取り組んでおり、今回の施設基準の再編は、地域でかかりつけ歯科医師の役割を担っている中、「一物二価」による歯科医療機関の選別をより強化したものであるといわざるをえない。研究会に参加した会員からは、「物価高で経営が苦しい。こんなにわかりにくい施設基準を押し付けるのではなく、基本診療料と基礎的技術料を大幅に引き上げてほしい」との声が寄せられている。
なお、次回施設基準研究会は、7月7日(日)10時~、同会場で実施予定(「行事案内」に案内)。