兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2024年6月05日(2071号) ピックアップニュース

2024年度診療報酬改定 6月から実施
現場に矛盾押し付けるな
医科・歯科改定研3~5月26会場に4千人超

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5月18日の医科Q&A研究会は282人が参加

 6月からの診療報酬改定実施を前に、協会が3~5月にかけて県内各地で実施した改定研究会が5月26日で終了した。5月18日には医科Q&A研究会が協会会議室で開催され、282人(うちZoom179人)が参加、26日には歯科の神戸市内で2回目となる研究会に306人(うちZoom188人)が参加。全体で26会場にのべ3033医療機関4140人が参加し、多数の会員医療機関から改定内容について疑問や怒りの声が寄せられており、協会では6月初旬に厚労省に対して改定内容の不合理是正を求める予定。

 研究会では、各支部・歯科部会の役員が改定内容のポイントや問題点・改善点等を解説。
 今次改定は、マイナス改定の上、ベースアップ評価料の新設、特定疾患療養管理料の対象疾患から糖尿病・脂質異常症・高血圧の3疾患を外し生活習慣病管理料Ⅱを新設、医療DX推進体制整備加算など、多くの医療機関に新たな事務負担を課し、医療費抑制の一方、政府が政策的に進めたい内容を評価する内容となっている。改定実施直前となってもいまだに詳細が不明な部分も多い。
 協会には会員医療機関から「ベースアップ評価料で賃上げをしたくても、事務作業が煩雑で、小規模なクリニックでは難しい」「生活習慣病管理料の療養計画書をどうすればいいのか」など、質問とともに、不合理な改定内容に対する怒りの声が寄せられている。
 また、各会場では、「現行の保険証の存続を求める」署名への協力を呼びかけ、合計2598筆(うちオンライン署名478筆)が寄せられた。
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