兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2024年7月05日(2074号) ピックアップニュース

燭心

 『そうだ平和のために戦争の準備をしよう』▼国会審議無視で安保3文書を書き換え。敵基地を攻撃することも可能にするため、防衛費も倍にしよう。盟友バイデンさんの勧めもある。財源は社会保障費を削減▼そのためには長射程ミサイルが必要だ。少し旧式だが盟友のお勧め「トマホーク」をさしあたり200発、その後さらに200発買う。1発あたり9億円弱は少々高いが▼岸田さんが言っていた「国家防衛戦略」、日本と米国は、あらゆるアプローチと手段を統合させ大きな抑止力にすると。そのためには指揮統制機能一体化が必要で、陸海空自衛隊の統合司令部を東京市ヶ谷に設置計画、有事になれば米軍の指揮下に▼ミサイルの配置は台湾を挟んで沖縄・南西諸島・九州を中心にするのが最適。台湾に一番近い与那国島には監視レーダーと電子線部隊、地対空ミサイル部隊も配置だ。佐賀空港をオスプレイ、輸送ヘリの拠点に、馬毛島は発着訓練場に▼民間空港・港湾もいつでも使えるようにして、また核攻撃にも耐えられる強靭なシェルター・避難所も。多くの死者・けが人も想定し「医療用」ではないが緊急に使える輸血製剤も準備▼これらは夢・構想の段階ではない。着々と計画が実行に移されつつある。今こそ平和・日本国憲法を改めて見つめなおそう。あの悲惨な戦争を教訓とした〝不戦の誓い〞と前文―「われわれは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」(無)
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