2024年8月05日(2077号) ピックアップニュース
特別インタビュー
小児医療充実には診療報酬増が不可欠
県立こども病院 飯島 一誠院長
小児医療の未来のために何が必要か--。兵庫県の小児・周産期医療の基幹病院である県立こども病院(中央区)。院長の飯島一誠先生に、その特色や地域医療での役割、小児医療の抱える課題などについて、西山裕康理事長と森岡芳雄副理事長がインタビューした。
...続き(2024/8/5)
特別インタビュー
「珠洲原発」計画反対運動に学ぶ 人を差別する原発でなく、平等な社会を
石川県珠洲市高屋町 浄土真宗大谷派 圓龍寺(えんりゅうじ)住職
塚本 真如(つかもと まこと)
今年1月1日の能登半島地震から半年余り経つが、いまだ多くの被災者が避難を続け、住宅の解体も進んでいない。この地震では原発も大きな被害を受けた。福島第一原発事故を受け停止中だった石川県の志賀原発、新潟県の柏崎刈羽原発で、地盤沈下や変圧器の絶縁油漏れ、建物のひび割れなど多数のトラブルが報告されている。
震度6を記録し大きな被害を受けた珠洲市でもかつて原発建設計画が持ち上がったが、住民の30年近い粘り強い反対運動の結果、凍結されている。この反対運動の中心を担った同市高屋町の圓龍寺住職である塚本真如さんは、今回の地震で寺が全壊するなど被災した。避難先である加賀市内の宿舎を7月3日、広川恵一顧問が訪れ、今回の地震の被害、原発反対運動の経過や教訓について話を聞いた。
...続き(2024/8/5)