2024年8月25日(2078号) ピックアップニュース
「クボタショック」から19年 尼崎市内のアスベスト被害者が増加
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2005年6月に尼崎市内の㈱クボタ旧神崎工場を中心に、アスベストによる健康被害が広がっていることが報道された〝クボタショック〟から19年目を迎えている。
8月7日にクボタが公表した周辺住民への「救済金」支払いは404人で、クボタ従業員への補償257人と合わせると、被害者は661人に達している。とりわけ「救済金」は、2021年以降一桁の増加だったが、この1年間だけで18人となった。
尼崎市におけるアスベストによる被害は拡大の一途をたどっており、3月に尼崎市が開いたアスベストセミナーでは、尼崎市の人口当たりの中皮腫死亡率は全国と比較して5~10倍と報告されている。
クボタによる「救済金」は、同社のアスベストによる被害との因果関係を認めずに、「道義的責任」として独自の基準を設けているもので、申請しても認められない被害者もいる。
アスベストは潜伏期間が20~50年と長く、今後も発症する被害者が増加すると予測されており、すべての被害者への救済が急務である。
協会尼崎支部が参加する「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」は被害者や家族に対する相談活動を継続するとともに、危険性を認識しながらアスベストの使用を続けた企業と、使用を推進してきた国の責任を明確にすることを求めている。
※アスベストによる健康被害を心配される患者さんがおられましたら、左記の相談会や電話相談をご案内ください。
会 場 潮江診療所 尼崎市下坂部1-7-7
電話06-6499-4213
駐車場有、バス停「下坂部」徒歩2分、JR尼崎駅徒歩15分
※日常的に電話相談も受け付けています(電話06-6489-2600)
8月7日にクボタが公表した周辺住民への「救済金」支払いは404人で、クボタ従業員への補償257人と合わせると、被害者は661人に達している。とりわけ「救済金」は、2021年以降一桁の増加だったが、この1年間だけで18人となった。
尼崎市におけるアスベストによる被害は拡大の一途をたどっており、3月に尼崎市が開いたアスベストセミナーでは、尼崎市の人口当たりの中皮腫死亡率は全国と比較して5~10倍と報告されている。
クボタによる「救済金」は、同社のアスベストによる被害との因果関係を認めずに、「道義的責任」として独自の基準を設けているもので、申請しても認められない被害者もいる。
アスベストは潜伏期間が20~50年と長く、今後も発症する被害者が増加すると予測されており、すべての被害者への救済が急務である。
協会尼崎支部が参加する「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」は被害者や家族に対する相談活動を継続するとともに、危険性を認識しながらアスベストの使用を続けた企業と、使用を推進してきた国の責任を明確にすることを求めている。
※アスベストによる健康被害を心配される患者さんがおられましたら、左記の相談会や電話相談をご案内ください。
「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」無料相談会(予約不要)
日 時 10月19日(土)13時~16時会 場 潮江診療所 尼崎市下坂部1-7-7
電話06-6499-4213
駐車場有、バス停「下坂部」徒歩2分、JR尼崎駅徒歩15分
※日常的に電話相談も受け付けています(電話06-6489-2600)
増え続けるクボタによるアスベスト被害者