兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2024年9月25日(2081号) ピックアップニュース

クイズ・ステッカー・リーフレットなど活用し
保険証残そう!!

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クイズ 「マイナンバーカードを持っていないと医療機関を受診できなくなるって本当?」

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署名ハガキ付きリーフレット「保険証を残せ!」

 政府は12月に新規保険証の発行を停止し、現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカード利用への一本化を強行しようとしている。患者の中に「12月から保険証が使えなくなる」「マイナンバーカードを作らないと医療が受けられない」といった誤解が広がっているため、協会では、マイナンバーカードがなくても、しばらくは現在の保険証で、その後も「資格確認書」で受診できるということをポスターやクイズで知らせるとともに、現行の保険証を存続するよう署名を中心にさらに大きく運動を広げていく。多くの会員の先生方のご協力をお願いいたします。

 12月からの保険証廃止(新規発行の停止とマイナンバーカードへの一本化)は、本来作成が任意であるマイナンバーカードを国民皆保険制度の柱である健康保険証として使おうという問題のある内容で、利用率を引き上げようと政府が莫大な予算を投じているにも関わらず、マイナ保険証の利用率は1割前後にとどまっている。関連企業にシステム設計・改修で巨額の利益をもたらす一方で、「総点検」実施後もオンライン資格確認システムにはトラブルが相次ぎ、患者・医療機関には負担となっている。
 協会・保団連は署名運動やパンフレット作成、トラブル調査などで、患者・住民に対し保険証廃止の問題点や危険性を解説し、政府や国会議員などへの要請を重ねてきた。
 このような状況のなか、8割超が現行の保険証の存続を希望し(全国18の地方紙合同アンケート)、9月末実施予定の自民党総裁選でも、「必要な見直しを行いたい」(林芳正官房長官)・「納得しない人がいっぱいいれば、(マイナ保険証と健康保険証の)併用も選択肢として当然」(石破茂元幹事長)と、見直しを掲げる候補が出るなど、争点の一つとなっている。
 保険証存続へ、さらに大きく運動を広げるため、協会は、現在取り組んでいる「現行の健康保険証を残してください」署名を引き続き進めるとともに、クイズに答えて兵庫県のグルメ商品が当たる「クイズで考える日本の医療2024」を「マイナンバーカードを持っていないと医療機関を受診できなくなるって本当?」とのテーマで実施。また、署名ハガキ付きリーフレット「保険証を残せ!」やステッカー「いままで通り保険証を使います」などを活用する。
※署名用紙、クイズとステッカーは9月末までに会員医療機関にお届け予定。多くの方に問題点を知っていただき、保険証廃止を止めるためにご協力をお願いします。
 ご注文は、協会事務局電話078-393-1807まで


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「保険証を残そう!!」署名
さらに増やして11月20日までにご返送を!
ラジオ関西番組今年も開始!
「兵庫県保険医協会の聴く医療」 毎週土曜朝6:30~
医療者が知らせたい大切な情報を発信
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▲本号4-5面がポスターに

 2010年から継続して、毎年10月から3月に放送してきたラジオ関西番組が今年も始まります!
 番組名は昨年に引き続き「兵庫県保険医協会の聴く医療」で、放送時間が毎週土曜日朝6時半から。
 パーソナリティは引き続き寺谷一紀さんで、協会役員・会員が、さまざまな医療・健康情報を発信する予定です。
※出演者も募集中ですので、ご出演希望の方は、協会事務局電話078-393-1807までご連絡ください。
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