2024年10月15日(2083号) ピックアップニュース
県政の正常化・医療充実へ
おおさわ芳清医師と政策協定
兵庫県知事選挙(11/17)
県知事選挙にあたって、協会は今次選挙をこれまで掲げてきた要求を実現するための重要な機会と位置づけ、9月14日の理事会で方針案・重点要求案を承認した。この方針案は、現斎藤知事が掲げた、県政「刷新」は、国の言いなりに病院、保健所、学校の統廃合を推し進めるとともに、老朽化した県庁舎を解体し、職員の出勤を4割に減らすなど極めて新自由主義的な改革であると指摘。また、県民局長の自死に端を発する県政の混乱における対応の不適切さを批判し、住民の生命と健康を守る県政へ転換が必要としている。そして、大澤氏は現役の医師で協会理事であり、「国民医療の充実」を掲げる協会執行部の一員として活動の先頭に立ってきたとし、無所属での立候補であり、広範な県民の支持を得る条件があるとして、歯科部会・各支部で民主的な討議を尽くし、政策協定を結んだうえで、理事会として支持推薦を行うとしている。
歯科部会・各支部での討議で賛同を得たことを受け10月12日、理事会終了後、大澤氏に政策協定の締結を要請。大澤氏は「ただでさえ低い診療報酬のなか、物価高も加わり、医療現場は疲弊している。県として県民のいのちと健康を守る医療現場を支えたい。『保険医の重点要求案』を医療分野の政策の中心に位置付けて全力で闘いたい」と述べ、政策協定に調印した。