兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2024年10月15日(2083号) ピックアップニュース

県政の正常化・医療充実へ
おおさわ芳清医師と政策協定

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10月12日の理事会で推薦を決定し、西山理事長(左)が推薦状を手渡した。右は武村副理事長

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おおさわ 大澤 芳清氏
【プロフィール】医師。1963年岸和田市生まれ、91年兵庫医科大学卒業、尼崎医療生協病院院長、兵庫県保険医協会理事、兵庫県民主医療機関連合会会長。県民の声を聞いていない兵庫県政を変えると決心。座右の銘は「三方よし」「勝つことはあきらめないこと」

 医療・福祉充実、信頼と安心の県政へ転換を--。協会は11月17日投開票の兵庫県知事選挙にあたって、10月12日の理事会で、憲法が輝く兵庫県政をつくる会(憲法県政の会)が擁立した大澤芳清氏(兵庫県保険医協会理事)と政策協定を行った上で、支持・推薦することを承認。同日に大澤氏と「保険医の重点要求(案)」(前号既報)の全項目について合意し、支持推薦を行った。

兵庫県知事選挙(11/17)
 県知事選挙にあたって、協会は今次選挙をこれまで掲げてきた要求を実現するための重要な機会と位置づけ、9月14日の理事会で方針案・重点要求案を承認した。
 この方針案は、現斎藤知事が掲げた、県政「刷新」は、国の言いなりに病院、保健所、学校の統廃合を推し進めるとともに、老朽化した県庁舎を解体し、職員の出勤を4割に減らすなど極めて新自由主義的な改革であると指摘。また、県民局長の自死に端を発する県政の混乱における対応の不適切さを批判し、住民の生命と健康を守る県政へ転換が必要としている。そして、大澤氏は現役の医師で協会理事であり、「国民医療の充実」を掲げる協会執行部の一員として活動の先頭に立ってきたとし、無所属での立候補であり、広範な県民の支持を得る条件があるとして、歯科部会・各支部で民主的な討議を尽くし、政策協定を結んだうえで、理事会として支持推薦を行うとしている。
 歯科部会・各支部での討議で賛同を得たことを受け10月12日、理事会終了後、大澤氏に政策協定の締結を要請。大澤氏は「ただでさえ低い診療報酬のなか、物価高も加わり、医療現場は疲弊している。県として県民のいのちと健康を守る医療現場を支えたい。『保険医の重点要求案』を医療分野の政策の中心に位置付けて全力で闘いたい」と述べ、政策協定に調印した。
選挙活動は有志の会で
 方針では、協会として支持推薦を行うものの、個々の会員の思想・信条・政治活動の自由を保障する立場から、選挙活動は協会とは別に有志の会で行うとしており、有志の会への賛同を呼びかける(方針及び有志の会によるアピールは次号掲載、また会員の先生方にFAXでお届けする予定)。
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