2024年12月15日(2089号) ピックアップニュース
12月2日以降の資格確認方法のポイント
健康保険証の新規発行が停止となった12月2日以降の窓口における資格確認の方法について、解説する。
オン資システムを導入していない医療機関の場合、患者が「①健康保険証」「②資格確認書」の場合は、レセコンに記号番号を入力する等のこれまで同様の方法で資格確認を行う。「③マイナ保険証」を持参した場合は、記号番号等の記載がないため、それらが記載された「資格情報のお知らせ」という書類の提示を求めることになる。「資格情報のお知らせ」を持参していない場合は、患者もしくは医療機関のスマートフォン等を使用してマイナポータルを立ち上げて、「③マイナ保険証」を読み取り、資格情報を確認する。
「③マイナ保険証」のみの場合は、患者もしくは医療機関のスマートフォン等を使用して、マイナポータルを立ち上げて、「③マイナ保険証」を読み取り、資格情報を確認する。スマートフォンがない等マイナポータルを立ち上げて、「③マイナ保険証」を読み取ることができない場合、記号番号や一部負担金割合等の確認ができないため、被保険者資格申立書に必要事項を記入してもらう必要がある。
機器トラブル以外でも、患者の顔貌が大きく変化してしまい顔認証ができない、車いす等を利用しており、顔認証付きカードリーダーが設置されている高さまで顔を上げることができない、患者が暗証番号を忘れてしまった等の場合は、カードリーダーを「目視確認モード」に切り替えて、資格確認を行うことができる。
この他にも、暗証番号設定のない「顔認証マイナンバーカード」、12月2日以降に1歳未満の子どもを対象に発行される「顔写真のないマイナンバーカード」持参時の対応、厚生労働省が最近になって認めたオンライン資格確認システムを導入していない医療機関における「資格確認限定型オンライン資格確認」の運用・操作方法など様々なケースがあるため、必要に応じて協会に問い合わせていただきたい(電話078-393-1807まで)。
1.資格確認書類は3種類
患者が持参する資格確認のための書類は、大きく分けて3種類。これまで通りの「①健康保険証」、マイナ保険証を所持していない人に「当分の間自動的に」交付される「②資格確認書」、「③マイナ保険証」である。2.資格確認の方法
オンライン資格確認システムを導入している医療機関で、「①健康保険証」「②資格確認書」の場合は、医療機関が資格確認用PCに記号番号を入力する、「③マイナ保険証」の場合は、患者がカードリーダーで「③マイナ保険証」を読み取り資格確認を行う。オン資システムを導入していない医療機関の場合、患者が「①健康保険証」「②資格確認書」の場合は、レセコンに記号番号を入力する等のこれまで同様の方法で資格確認を行う。「③マイナ保険証」を持参した場合は、記号番号等の記載がないため、それらが記載された「資格情報のお知らせ」という書類の提示を求めることになる。「資格情報のお知らせ」を持参していない場合は、患者もしくは医療機関のスマートフォン等を使用してマイナポータルを立ち上げて、「③マイナ保険証」を読み取り、資格情報を確認する。
3.トラブル時の対応
オンライン資格確認システムが正常に作動しない場合、「①健康保険証」、「②資格確認書」の場合は、不具合の原因がカードリーダーのみで資格確認用PCが正常に稼働している場合は記号番号を入力する。PCが正常に稼働していない場合でも、記号番号等必要事項を控えておき、復旧後入力すれば問題ない。「③マイナ保険証」のみの場合は、患者もしくは医療機関のスマートフォン等を使用して、マイナポータルを立ち上げて、「③マイナ保険証」を読み取り、資格情報を確認する。スマートフォンがない等マイナポータルを立ち上げて、「③マイナ保険証」を読み取ることができない場合、記号番号や一部負担金割合等の確認ができないため、被保険者資格申立書に必要事項を記入してもらう必要がある。
機器トラブル以外でも、患者の顔貌が大きく変化してしまい顔認証ができない、車いす等を利用しており、顔認証付きカードリーダーが設置されている高さまで顔を上げることができない、患者が暗証番号を忘れてしまった等の場合は、カードリーダーを「目視確認モード」に切り替えて、資格確認を行うことができる。
4.不明点は協会に問い合わせを
以上の資格確認方法は初診の際のものであり、再診の場合は前回受診時の資格情報を利用しても特段問題とならない。この他にも、暗証番号設定のない「顔認証マイナンバーカード」、12月2日以降に1歳未満の子どもを対象に発行される「顔写真のないマイナンバーカード」持参時の対応、厚生労働省が最近になって認めたオンライン資格確認システムを導入していない医療機関における「資格確認限定型オンライン資格確認」の運用・操作方法など様々なケースがあるため、必要に応じて協会に問い合わせていただきたい(電話078-393-1807まで)。