2025年3月05日(2095号) ピックアップニュース
燭心
立憲民主党が本年1月28日に現行の保険証の復活法案を衆院に提出、正論を述べている。マイナ保険証の利用率が25%と低迷し、国民には浸透していない。利便性の向上になっていないという▼一方、マイナ保険証にすると医療費抑制効果があるという説があるが根拠が明白でない。医療費抑制のための政策自体が大問題だがマイナ保険証は医療機関の入り口での資格確認の方法を変えただけ。医療費抑制という嘘の口実で、富士通等、与党に献金するマイナシステム関連企業に700億円を我田引水している方が医療費(国民の税金)の無駄遣いだ▼維新の吉村大阪府知事は前回の選挙で、マイナ保険証で医療費抑制と言っていた。立憲憎しの短絡的発想だ。彼は3年前にも、コロナにイソジンが効くと鬼の首を取ったかのようにTV出演していた。医療の専門家から見たら馬鹿馬鹿しい▼維新の進める大阪万博は電子チケットのため販売不振を招いているが、かつての政敵石破にその販売不振の責任をなすりつけている。そもそも維新は何のために万博を開催したいのか? 観光やカジノで儲けるのではなく、先進国は先端科学技術の研究開発に特化すべきである。弁護士にしては思慮に欠けている▼また、PR会社メルチュとの関係で公選法違反疑いの兵庫県の斎藤知事。選挙は約20億円の県民の税金を使ってまたやり直しか? 兵庫・大阪の知事は自己顕示欲が強すぎる。両府県民にとって良い政治を期待したいが、彼らではもう無理だ。(鼻)