兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2006年7月

【火曜】 初めての歯の生え代わり

 多くのお子さんは、5歳から6歳くらいになると乳歯から永久歯へ生え代わりが始まります。最初は下の前歯が抜け代わるか、乳歯の奥歯のさらに奥から6歳臼歯と呼ばれる6歳頃に最も早く生えてくる永久歯がそのまま生えてくるか、どちらかの場合が多いようです。
 ただし、永久歯の生える時期や順番はかなり個人差がありますので、ほかのお子さんと比較して悩む必要はありません。それよりもむしろお子さんの生えてきた永久歯を虫歯にしないように守ってあげる事が大切です。なぜなら生えたての永久歯は、まだ弱くてとても虫歯になりやすいうえに歯の根も完全にはできていないので、大きな虫歯ができると治療が複雑で大変になるからです。ですから、早い時期から子ども用の小さめの歯ブラシで磨いてあげたり、フッ素を塗ったりすることが重要となってくるのです。歯みがきは歯並びに合わせたブラッシングが大切です。歯並びの状態に合わせて、歯ブラシの毛先がスミズミまで届く様に工夫して磨いてください。子どもさんの場合、自分で磨けた気になっていますが、実際にはきれいに磨けていません。通常、小学校低学年までは親の歯みがきチェックが必要です。歯ブラシは、毛先が開いてきたら交換して下さい。だいたい1ヵ月位が目安です。また、虫歯になりやすい奥歯の溝をプラスチックで埋めるシーラントという虫歯予防法もあります。
 最近は子供たちが硬い物を咬まなくなった為か、乳歯が自然に抜けずに乳歯の後ろや横から生えてくることがとても多くなっています。そういう時は、乳歯を抜いて正しい位置に永久歯が動けるようにしなければなりませんので、あわてずかかりつけの歯科医院へ相談される事をお勧めします。

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