2007年5月
【火曜】 入れ歯は寝る時にどうしていますか?
夜寝る時には、入れ歯をどうされていますか?寝る時には、入れ歯ははずしておかれることをお勧めします。はずした入れ歯はコップに水を入れて、その中に入れておくようにしましょう。なぜなら、入れ歯が乾燥すると変形してしまうからです。また、入れ歯を入れていると、口の中がどうしても汚れてきます。入れ歯をはずすことで、口の中の粘膜や筋肉を休ませることができます。はずした入れ歯は良く洗ってから水の中にいれておいてください。また、寝る前には、ご自分の歯もよく磨いてください。ご自分の歯は良く磨けばみがくほど長持ちします。
睡眠中は入れ歯をはずすのが原則ですが、入れ歯をはずすと眠れなくなってしまう方もいらっしゃいます。その時には入れ歯を入れたままで睡眠してください。ただし、口の中が大変汚れますので、朝起きた時には十分に手入れをする必要があります。入れ歯をはずしていただき、十分に水で洗ってください。ご自分の歯もしっかりと磨いてください。
入れ歯は口の中に入れっぱなしではいけません。定期的な検査が必要です。入れ歯は変化しないのにご自分の口の中の状態は常に変化するからです。少しでも合わなくなったら、歯科医院での検査をお勧めします。合っていない入れ歯を長期間入れておくと、ご自分の顎を悪くしてしまうこともあります。最悪の場合は入れ歯が入らなくなってしまうこともあります。3ヵ月から6ヵ月に一回程度は歯科医院での検査を受けてください。必要なときには、「リベース」と言って、入れ歯に裏打ちをしてぴったりとあわせることも可能です。
このように、十分な入れ歯の手入れと定期検査とで、快適な入れ歯生活をお送りください。