2007年12月
【年末年始】いじめ
最近よくいじめという言葉を耳にします。いじめとは言葉による脅し、暴力、物隠し、集団での無視などの執拗で陰湿な攻撃的行為のことをいいます。このいじめ現象は、とくに小学生や中学生に多く見られ、女子よりも男子に多いといわれています。
いじめは、何よりもその被害を早期に発見することが大切です。そのシグナルとして、子どもの元気がなくなる、異常な傷やアザができている、衣服に汚れや破損がある、持ち物の紛失や破損がある、成績が低下している、家の金品を持ち出す、友だち関係が減るなどがあげられます。親は、このような特徴に気づいたら、子どもにいきなり問いたださないで、まず冷静に子どもの様子、変化を見極めることが大切です。
子どもがいじめられていることが明らかになったら、すぐにその加害者の親と相談しないで、まず担任の先生と相談してみることをおすすめします。また、教師のほうもいじめの早期発見に努力し、思いやりの心を育てるクラスづくりをしていくことが大切です。
学校の先生と相談されても適切な対応が見い出だせない場合には、県内各地の「子ども家庭センター」や、教育委員会の行なっている「ひょうごっ子いじめ相談ホットライン」のなどに相談してみることをおすすめします。
また、「神戸いのちの電話」へ電話相談したり、2007年9月から始まった「自殺予防いのちの電話」は毎月10日の朝8時から24時間にわたって相談できます。これらも利用されたらいかがでしょうか?
教育委員会の「ひょうごっ子いじめ相談ホットライン」は、フリーダイヤル0120-924-111、0120-924-111番です。
「神戸いのちの電話」の電話番号は、078-371-4343、078-371-4343番です。
「自殺予防いのちの電話」は、フリーダイヤル0120-738-556、0120-738-556番です。