2008年7月
【金土日】ケミカルピーリングによるニキビ治療
ニキビは非常にありふれた皮膚のトラブルですが、飲み薬や塗り薬だけではなかなか治らないこともあります。そのような方にはケミカルピーリングをお勧めします。
ケミカルピーリングとは、皮膚に乳酸やグリコール酸などの薬剤を塗り、毛穴を塞いでいる古くなった皮膚である角質や、皮膚の浅い部分を薄く取り除く治療方法です。
ケミカルピーリングによって、角質や脂肪の固まりが溶けて、ニキビが取り除かれやすくなります。また、ニキビによる炎症を抑える、ニキビあとを目立たなくするなどの効果もあります。ニキビの治療以外にも、シミや肌のくすみを改善させる、皮膚に張りを与えて小じわを目立たなくするなどの効果があります。
効果が現れるまでは1週間か2週間に一度の治療を繰り返して行い、ニキビが改善した後は月一回の治療を続けると調子の良い状態を保てます。
ニキビが悪化すると、赤みが続き、後々まで茶色いシミのような色素沈着が残ってしまいます。また化膿した部分が傷跡として凹みになる場合があります。そのような状態になってしまわないうちに、出来るだけ早く治療を始めることをお勧めします。
ケミカルピーリングによるニキビ治療は形成外科や皮膚科で受けることができます。エステサロンなどでケミカルピーリングを行っている所もありますが、これは医師法に違反する行為です。また、エステでの処置によりトラブルを起こすケースも見受けられます。ケミカルピーリングの治療は、必ず医療機関で受けるようにしましょう。
なお、この治療は健康保険がききませんので、自費治療になります。