2008年11月
【木曜】 ED(勃起不全)の治療薬
EDとは、勃起不全あるいは勃起障害のことで、今はインポテンツという言葉は用いません。男性なら多くの人に起こり得る病気です。この疾患は性交時に充分な勃起が得られないため、あるいは充分に勃起が持続できないため、満足な性交が得られない状態と定義されています。
現在、40歳から70歳までの男性の半分以上が、何らかの原因でEDになっていると考えられています。EDは誰にでもかかりうる、ごくふつうの病気で、しかも治療可能な病気です。
EDの原因は精神的なものだけではありません。糖尿病、高血圧、心臓病などの、血管や神経系などの病気も原因となりなす。また、うつ病、薬物治療、手術やけがなども原因となります。EDは年齢のせいだけではありません。つまり老化はEDの危険因子のひとつになりますが、老化イコールEDということではありません。
簡単なカウンセリング、薬物療法、手術などさまざまな治療法があります。最近、勃起の反応を高める内服薬も数種類出てきました。
ストレスや不安な気持ちをもつと、性的刺激を減退させます、心身をリラックスさせる方法を学びましょう。適度な運動は血圧を下げたり、体重を落とすなど血液循環を改善するのに有効です。タバコは血液循環に悪影響をもたらしますので、やめましょう。お酒は中枢神経を抑制するように働きます。気持ちをリラックスさせる効果はありますが、量を過ぎると、勃起機能は低下しますので、控えめにしましょう。
さきにもお話ししましたが、EDは多くの男性によく見られる病気で、治療も可能です。一人で悩まず、一度、泌尿器科などの医師にご相談されてはいかがでしょうか。相談することできっとあなたの悩みも改善されるでしょう。