2009年11月
【月曜】 アダルトビデオの影
最近の日本の若い男性は、「草食系」の人が増えてきたと言われています。
「失恋するのがわずらわしい」「自宅でパソコンをいじっている方が楽しい」という青年、そしてセックスは、アダルトビデオを見て疑似体験をするという人もいるようです。
注意すべきは、アダルトビデオは一部の男性から見た絵空事で、真実のセックスとはほど遠いものだということです。延々と続く性交、そして苦痛に満ちた女性の顔など、アダルトビデオを一言でいえば、セクハラ以外の何者でもありません。もし未熟な若者が、ビデオを本当のセックスだと勘違いをしていたら大変なことになります。
お互いに相手を理解し、愛し合い、ゆったりと肌を触れ合い、求め合っていくことがセックスである以上、本物のセックスは、ゆとりを持った暖かい微笑みの世界になるのが当然です。
従って、そこに至るまでの道のりは長く、もちろんメールのやりとりではなく、意中の人があれば堂々と自己紹介し、自分をアピールし、自分の思いを正確に相手に伝えることができるように努力すべきでしょう。もちろんその途中で、相手に誤解されることもあるでしょうし、相手に断られる場合もあるかも知れません。しかしそれを最初から、怖がって家に引きこもっていては、物事は何も進みません。
実際に会って話をする、そしてその時の相手の表情、目の輝きを見て、相手の気持ちを汲みとる。いわばそうした交渉する力、お付き合いの仕方は、実際にいろいろな人と交流していくうちに培われるものであって、インターネットに頼っているだけでは、埒があかないのです。
青年のみなさん、家に閉じこもっていないで、一歩踏み出しましょう。失敗もあるかも知れませんが、思いも寄らない明るい未来が待っているかも知れませんよ。