兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2009年12月

【金土日】休日に病気になったとき―まずは、かかりつけ医に連絡を―

 病気や事故は突然やってくるものです。
 いつやってくるのかが、あらかじめわかっていればその準備をしておけるのですが、そういうものではありません。
 休日や夜間に調子が悪くなり、困ったことがどなたにでもあるでしょう。特に小さな子どもにはよくあることだと思います。休日や夜間に病気になったときは、どのようにしたら良いのかということについてお話します。
 まずは、落ち着いて何が起こっているのかを冷静に見直すことです。例えば、発熱があるのかないのか、何度くらいなのか、食事はどのくらい食べられたのか、顔色は悪くないか、息づかいが荒くないか、ガタガタ震えていないか、手や足が冷たくなっていないか、ボッーとしていないか、ということなどです。
 次に大切なことは、病気になった人を明日まで様子を見る方が良いのか、または早急に病院に連れて行かなければいけないのかどうか、という判断です。これは普通の人たちには難しいことです。急病人の状態を的確に判断し、次の治療につなげることは、医師にとっても容易ではなく、医療知識があれば良いということではなく、経験がものを言うのです。
 そのような経験をたくさん積んでいるのが、身近にいる開業医なのです。ですから、休日や夜間に病気になったときはまず、かかりつけ医に連絡しその指示に従うことです。
 かかりつけ医の先生は、普段の患者さんの健康状態を把握していますので、病気になったときの状態、先ほど申し上げましたことなどを話してもらうだけで、すぐに診察や治療が必要であるのか、的確に判断し、どうすれば良いのかを指示することができるのです。
 そのためにも、どのような些細なことでも話せる、かかりつけ医を持っておくことが必要です。また、日頃から、そのかかりつけ医に休日や夜間に具合が悪くなったらどのようにしたら良いのかを、よく話し合っておくことも必要なことだと思います。
 どんな些細なことでも結構ですから、どうぞ遠慮なく、かかりつけ医の先生に相談してください。

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