兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2011年12月

【月曜】 子どもの薬の飲ませ方

 どうしても薬を飲まないお子さんの場合を考えてみると、基本的には、薬は食事と関係なく飲ませてもかまいません。

 日本ではまだ広がっていませんが、欧米では、咳止め、熱冷まし、吐き気止め、下痢止めなど症状を止める市販の風邪薬は、6歳以下のお子さんには飲ませない方が良いと言われています。したがって、どうしても市販の薬を飲まない場合も、それほど症状がひどくない場合は、無理に飲ませなくても大丈夫でしょう。

 主治医が処方した薬については、医師と相談することがよいでしょう。また服用に要する時間については、嫌がる場合は一気に飲ませるのでなく、30分以内の時間で少しずつ飲ませてもかまいません。

 また、主治医の先生に相談して、一日2回や1回飲むタイプの薬に変更してもらうことも可能です。一日2回飲む薬は、朝に薬を飲んで、次は帰宅してから飲ませてもかまいません。1日3回飲む薬も、食後に飲ませるのではなく、単純に6時間から8時間空けて、もしくは少なくとも4時間は空けて飲ませればよいわけです。もし、真夜中に咳などで目が覚めてしまったら、前の服用時間から6時間ぐらい空いていれば、薬を飲ませてもかまいません。

 最近、小学校や幼稚園、保育園に薬を持たせる保護者がおられますが、基本的にお薬は、ご自宅で飲ませるようにした方が良いと思います。なぜなら、薬の管理のこともありますし、どうしても薬を飲まないといけないぐらい病気がひどいのであれば、本人の安全や他人への感染の点から考えて、登園・登校を見合わせる方がよいでしょう。

 このような場合に、お仕事の都合などでやむを得ず病気の子どもを看ることができない時は、医療機関や保育所等の専用スペースで、看護師や保育士さんが保育してくれる「病児・病後児保育」の利用を検討しましょう。施設により利用時間・料金等が異なります。県庁の児童課こども園係(電話078-362-3215)で、実施施設をお尋ねください。 

 

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