2012年1月
【月曜】 親子の性教育
小学生5-6年になると、子どもは親を観察するようになります。親自身も、だらしない親と思われないよう、きちんとした生活をしなければなりません。スポーツ新聞などは性風俗の記事があったりするので、子どもの目に触れないように注意しましょう。
性教育のためには、まず親が性に関する正確な知識を持つ必要があります。子どもの教科書をよく読んで、子どもと性に関する情報を共有してください。学校によって性教育に関する取り組みに温度差がありますので、授業参観や学校主催の講演会があれば、なるべく参加して、自分の子どもがどの程度まで教えられているのかを把握しておきましょう。
子ども一人ひとりの性の成熟度には個人差がありますので、わが子がその方面でどの程度発達しているのかを見極めて、学校の授業を離れて親が適切にアドバイスする必要があります。親はどうしてもわが子を幼く見てしまう傾向があるので、その点を十分注意して、自分がわが子と同じ年頃はどうだったかを思い出して、できればその頃の思い出話を語ってあげると、子どもは喜びます。失敗談も多いに話してあげてください。
セックスの方法など、子どもにとってまだ早い質問があった場合は、「そのうちに話してやる」と答えるのではなく、「今のあなたにはその話は早すぎるから、あと何年たったら話してあげる」と約束して、その後に必ず実行してください。
十分な心の触れ合いがあってこそのセックスですから、まず相手をよく知って、よいお友達になることが第一歩です。メール等に頼らず、直接相手にきちんとお話ができる子どもになるように育ててください。そのためには、まず家庭内での団らんを重視してください。無駄話でもなんでも、家で思いきりしゃべる子は、必ず良いお友達に恵まれます。
性教育とは、上手に恋愛をさせる教育です。そしてそれは、一生の幸不幸を決めることになります。なんとか子どもが上手に思春期を乗り越えられるように導きたいものです。