2012年2月
【火曜】 入れ歯は寝る時にどうしていますか?
夜寝る時には、入れ歯ははずしておかれることをお勧めします。
はずした入れ歯は、コップに水を入れて、その中に入れておくようにしましょう。なぜなら、入れ歯は乾燥すると変形してしまうからです。
はずした入れ歯は、まず流れる水で良く洗ってから水の中にいれておいてください。市販の入れ歯洗浄剤を入れておくのも有効です。また、入れ歯を使用していると、口の中はどうしても汚れてきますから、入れ歯をはずすことで、口の中の粘膜や筋肉を休ませるようにしましょう。
寝る前には、ご自分の歯もよくブラッシングしてください。ご自分の歯を長持ちさせるためには、とくに、入れ歯をひっかけている歯の部分は丁寧に手入れしましょう。
睡眠中は入れ歯をはずすのが原則ですが、入れ歯をはずすと眠れなくなってしまう方もいらっしゃいます。その時には入れ歯を入れたままで睡眠してください。ただし、口の中がたいへん汚れますので、朝起きた時には十分に手入れをする必要があります。入れ歯をはずしていただき、歯ブラシや歯間ブラシで十分に水洗いしましょう。ご自分の歯もしっかりとブラッシングしてください。
その他、入れ歯の一般的な手入れ方法についてお話ししましょう。
入れ歯は口の中に入れっぱなしにするのではなく、定期的な検査が必要です。なぜなら、入れ歯は変化しないのにご自分の口の中の状態は常に変化するからです。少しでも合わなくなったら、歯科医院での検査をおすすめします。合っていない入れ歯を長期間入れておくと、ご自分の顎を悪くしてしまうこともあります。3ヵ月から6ヵ月に一回程度は歯科医院での検査を受けてください。必要なときには、「リベース」と言って、入れ歯に裏打ちをしてぴったりとあわせることも可能です。
このように、十分な入れ歯の手入れと定期検査とで、快適な入れ歯生活をお送りください。