兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2014年2月

【月曜】 うちの子、風邪にかかりやすいのは何故?

 小さな子どもが急に熱を出したり、せき込んだり、ゼーゼー言い出したら本当に心配なものです。子どもは不思議と夜間や休日に具合が悪くなるものです。

 かぜのウイルスは200種類以上あります。ですから子どもが一年間に10回以上風邪をひくのは普通です。

 子どもが熱を出した場合は、水分を十分に与えてください。高熱を放置しているとけいれんを起こすことがありますので、常備薬として解熱薬があれば、それを飲ませてください。

 せき込んだ場合はだっこして背中をさすってください。新鮮な空気を吸わせたり水分をとるのもいいです。これだけでもずいぶん良くなることが多いです。

 自分では症状が言えない3歳ごろまでの間は、おとうさんやおかあさんが「気になるな」と思われたら小児科を受診してください。そのためにも近くに小児科があると安心ですね。

 昔は、往診が一番多いのは小児科でした。今はほとんどのご家庭に車があるので、急病センターが受診できます。近くに急病センターがあると安心ですね。

 さらに、医療機関での窓口一部負担金が無料ならいいですね。小児科では、免疫不全など風邪の抵抗力に異常がないか、肺炎になっていないか、中耳炎や膀胱炎や腎臓病など、併せて起こった病気(合併症)がないかなどを考えながら診察や検査をすることも多くなるため、窓口での支払いはご心配のことでしょう。

 冬の季節はインフルエンザが心配です。予防注射がありますから家族全員で受けるようにしましょう。また、嘔吐や下痢になる「ロタウイルス」の予防にも、口から飲むワクチンがあります。生後2カ月を過ぎたら飲ませてください。全ての予防注射やワクチンが無料になるといいですね。

 ゼーゼーいう場合は、「RSウイルス」という気管支炎を起こすウイルス感染かもしれません。検査キットがありますのでぜひ小児科を受診してください。

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