2014年10月
【月曜】 受験勉強に役立つ話
受験勉強をするために、「創意と工夫と努力」が大切であることに、多くの人にとって異論はないと思います。
では、これらのことはどこで起こるのでしょうか? それは脳です。
したがって、脳の状態を良く保つことが、受験勉強には必須であるといえます。
では、脳の状態を良く保つためには、何が必要でしょうか?
脳は、頭蓋骨の中に大切にしまわれているため、それ自体では、情報をキャッチすることはできません。そのため、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚といわれる五感などを通して、外の世界や、自分自身の状態を判断しているのです。
したがって、これらの五感が脳にとってよい刺激であることが大切です。
視覚に関しては、ゲーム機などの過剰な音や光刺激は、度を過ぎて脳を疲れさせます。また、不快な音や大音量をイヤホンなどで聞いていると、聴覚刺激が伝わりにくくなります。そして、味覚嗅覚に関しても、激辛や甘いものなどの食べすぎで度を過ぎて刺激を受けると、かえって脳を疲れさせてしまいます。タバコや飲酒は論外です。さらに、睡眠も大切です。朝の寝覚めが悪い、日中にあくびが出るなどがあれば、脳が疲れている証拠です。
そのため、昔から言われているように、①早寝早起きすること、②規則正しい良質な睡眠、③良くかんで腹八分目に食べ、適度に水分補給をすること、④適度に運動し、適度に笑うことなど、脳の状態をいつもよい状態に保って受験勉強に励んでください。
こうしたことをせずに、不規則な生活習慣や度を過ぎた刺激によって脳を疲れさせていると、せっかく合格できてもうまく学業を続けられなくなって、その後の人生にとっても大きなマイナスとなりかねません。
まずは、脳の状態をよくする生活習慣を身につけて、受験勉強を乗り切ってください。