2014年12月
【火曜】 クリスマスと口臭
2014年前半期にNHKで放映された、連続テレビ小説「花子とアン」の主人公・村岡花子さんの翻訳による「クリスマス・カロル」を、クリスマスの時期に読まれる方も多いでしょう。また、ディズニーのアニメにもなっていますので、アニメでご覧になられた人もいらっしゃると思います。この小説には、ロンドンのごく平凡な市民が大変楽しみにしているクリスマス・パーティーの様子が描かれていますが、せっかくのクリスマスも、口臭が気になると心から楽しめなくなってしまうかもしれません。
口臭の原因は、ほとんどが歯科的な理由によるものです。耳鼻科や内科的なものもあります。ストレスなど生活習慣から、胃腸などに炎症を起こしていたり、胃酸が出過ぎたためににおいが出ることもあります。さまざまな原因が考えられるのですが、まずは歯科的な原因を解決することをおすすめします。
口臭は、歯をきれいにブラッシングしているようで、実はきちんとできていなかったのが原因ということが多いようですが、歯周病や虫歯が長期的な口臭の原因となっていることもよくあります。また、古くなった歯のかぶせものなどにスキマができて、そこからくさいにおいがじわじわと出ているケースもあります。
最近では、いつもブラッシングをしっかりしているのに口臭がするという悩みの方も増えています。原因のひとつには、においを出している口の中のバイ菌が舌の上についていたりすることがあります。舌ブラシといって、舌をブラッシングする専用の道具も売っていますので、舌の掃除も心掛けてください。
いずれにしても、口臭が気になりだしたら一度歯科医院を受診されることをおすすめします。「クリスマスの前には、歯科医院へ」が、皆様の合言葉になると良いですね!