兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2018年1月

【月曜】性的満足が得られない方へ

 男女間でセックスをしても、充分な満足感を得られない場合を、性感異常、一般に不感症と言います。原因は色々ですが、性交の時に痛みがある場合、気分が落ち込みとてもセックスをする様な気持ちになれない場合は、まず専門医に相談する事をおすすめします。必ず道が開けます。
 一方ストレスが多い今の時代、心のゆとりの無いままにセックスをして、それが性的不満につながると言う例も非常に多いのです。
 我々が仕事をしている時は交感神経を働かせて気を引きしめています。この交感神経の緊張は性欲を抑制する作用があります。会社から家に帰りリラックスしてくると副交感神経が働き出し性欲も起ってくるのです。
 ところが一般に女性は交感神経から副交感神経への切り替えに時間がかかると言われています。そこでご夫婦共稼ぎの場合、ご主人が性急(せっかち)にセックスを求めても奥様は未だ気分の高まりが無い。そこで奥様が義務的にセックスに応じるという事になればご主人も楽しくない。その結果、二人とも不満足なセックスと言う事になりがちです。
 満足なセックスをするには、まずご主人は女性の気分を尊重して気分の高まりを待つ。またそういう風に誘導しなければなりません。女性への愛情の表現は我々日本人は苦手ですが、折にふれ愛情の表現をするという事を忘れてはいけません。
 また生活のマンネリズムが性欲を減退させるという事があります。同じ部屋、同じネグリジェ、同じ体位では気分も高まらないという事になります。時にネグリジェを替え、香水を使い色々工夫してみられては如何でしょうか。またお二人だけの小旅行、ファッションホテルの利用等計画を立てて下さい。
 二人に愛情さえあれば、お互いの新たなチャーミングポイントを知ったり、今まで知らなかった自分の肉体の刺激的な部分を発見したりするものです。いずれにしても思いやりの心を大切にしたいものです。 
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