2018年2月
【金土日】かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師を決めよう
もともと健康相談薬局としての町の薬局は姿を消しつつありましたが、最近厚生労働省は医院・病院から処方箋を受けて調剤だけをする薬局なども市販薬を置き、健康相談を受けることを求めるようになってきました。本来の相談薬局の姿と言えるでしょう。かかりつけ医という言葉にならって条件を満たした場合「かかりつけ薬局」・「かかりつけ薬剤師」と呼ぶことができるようになりました。
お薬手帳を一人一冊でまとめましょうと聞かれたことがありますね。同じように普段から利用する薬局を「かかりつけ薬局」として一つ決めておきましょう。そして薬や健康に関して何でも相談できる「かかりつけ薬剤師」を探しましょう。簡単に言えば薬剤師の指名制度で、その薬剤師がいる薬局をかかりつけ薬局とします。
ていねいな説明をうけることで薬への理解が深まり、薬の飲み忘れや飲み残しを防止することができます。家に薬が残ってしまう残薬(ざんやく)を減らせます。あるデータでは、かかりつけ薬剤師を持っている患者さんの74%が、「良かった」と感じているそうです。
その中の声によると、
○毎回同じ薬剤師が担当で安心できる
○話がしやすく親しみやすい
○自分がのんでいる薬を全て把握してくれている
○いくつもの医療機関を受診している場合でも、薬の重なりや飲み合わせについて確認をしてくれる
○薬の副作用や効果について継続して確認を受けられるので頼りになる
○市販の薬や健康食品についての疑問に答えてくれる
○相談することで、何科の医療機関を受診すればよいか、教えてもらえる
○必要な場合、医院・病院と連絡を取ってわからなかったことを確認してくれる などなど
「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」はあなたの健康を支援します。普段通われている薬局、近所の薬局で一度ご相談ください。相談の折には、お手持ちのお薬手帳があればスムーズにお話ができます。