2024年3月
【水曜】テニス肘
テニス肘は別名、外側上顆炎といいます。
テニスラケットを振ることによって生じる障害であることから、外側上顆炎をテニス肘と呼びます。テニスのラケットを振るような動作で、バックハンドの時に痛みが出るとテニス肘を強く疑います。基本的には肘の使いすぎが原因と考えられています。必ずしもテニスをする人だけに起こる病気ではなく、他のラケットを使うスポーツをする人や、日常生活などで腕をよく使う人もテニス肘になることがあります。ちなみに、ゴルフで痛くなるのは内側が多いので、内側の痛みはゴルフ肘ということもあります。日常生活でも、重いものを持ったり、片手で物を引っ張ったり、腕を極端に回したりした時などにもゴルフ肘は起こります。
治療は、リハビリテーションや、ストレッチ、マッサージ、鎮痛薬や湿布などでの対症療法が主となりますが、ひどい場合には注射や手術などを検討することもあります。
予防では、日常的に手関節をしっかり伸ばして、ストレッチをしてあげることが重要です。
また、糖尿病や甲状腺の病気を持っていると、悪化しやすい傾向にあることがわかってきています。
特に、基礎疾患がある方は整形外科を受診し、きちんと医師の診断を受けることをお勧めします。