【会員医療機関の皆さまへ】
この内容は掲載日時点のものです。その後の疑義解釈通知や点数改定等により変更している場合もありますので、最新の内容は協会までお問い合わせください。
歯科
〈義歯管理料〉
Ｑ１ 上顎の義歯を修理し、さらに新製に着手し、同月に新製装着した場合の義歯管理料の算定の仕方は。
Ａ１ 同部位であることから、修理時に義管Ｂを算定し、新製装着時にも同月で義管Ａを算定できます。義管Ｂを算定後、別の日に調整を行った場合は義調を月２回まで算定できます。
Ｑ２ 上顎の義歯を修理し、下顎は新製に着手し、同月に新製装着した場合は。
Ａ２ 別部位の場合、義管Ｂか義管Ａどちらかの算定となりますが、装着月に義管Ａを算定しないと次月に算定できなくなるため、義管Ａで算定します。
Ｑ３ 義歯修理後、Ｔcondを行った場合は。
Ａ３ 義歯修理時に義管Ｂを算定し（同日にＴcondに着手した場合は義管は算定できません）、日を改めてＴcondに着手します。なお、Ｔcondに着手したら、新製・床裏装を行うまで義管や義調の算定はできません。
Ｑ４ 義歯新製装着後、４カ月経過後に（初診になった場合）来院して、義歯の修理を行った場合は。
Ａ４ 初診になればリセットされるので、義管Ａ、Ｂ、Ｃの期間については一切考える必要はありません。初診になれば、義管Ｂで算定します。
〈投薬〉
Ｑ５ Ｐによる炎症で痛みを訴えたので、フロモックスとレフトーゼを処方したところ、レフトーゼ（50mg錠１錠を１日３回服薬）が返戻された。どのように考えるか。
Ａ５ 最近、消炎酵素剤の返戻や査定が社保で増えています。レフトーゼの適応症には「歯槽膿漏（炎症型）の腫脹緩解」が含まれますが、この場合、「１日180mg～270mg（力価）３回に分服。症状に応じ投与前または投与中に歯石除去・洗浄あるいは薬物局所投与等の局所処置を施す」とされていますので、30mg錠２錠を１日３回服薬など、必要量を処方してください。
その他の薬剤についても、「効能・効果」「用法・用量」をご確認ください。また、「傾向的」「漫然とした投与」についてもご注意ください。
◇10／１から金パラ価格引き上げにより点数が変わります。「月刊保団連」10月号に「点数早見表」を同封して10月上旬にお届けする予定です。
2010.09.15
