兵庫県保険医協会

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保険請求Q&A

【会員医療機関の皆さまへ】
この内容は掲載日時点のものです。その後の疑義解釈通知や点数改定等により変更している場合もありますので、最新の内容は協会までお問い合わせください。

歯科

歯科保険請求QandA(34)

〈乳幼児う蝕薬物塗布処置〉

Q1 乳幼児う蝕薬物塗布処置は「1回につき」の点数だが、サホライド液歯科用38%の塗布回数と間隔について教えてほしい。

A1 乳歯う蝕の進行抑制に対しては、2~7日間隔で計3回繰り返し塗布するとされています。以下、添付文書から抜粋して紹介します。
〈一般的使用方法〉
 乳歯う蝕の進行抑制:う蝕部の遊離エナメル質をスプーンエキスカベーター等を用いて除去し、通法により局部の清掃乾燥を行ったあと、用法・用量に従ってサホライドを3~4分間作用させて第1回目の処置とする。この塗布を2~7日間隔で計3回繰り返し行う。以後3~6カ月に1回宛経過を観察(たとえば硬さなど)することが望ましい。その際の状態により要すれば塗布を行う。
 特に乳歯前歯部などにおいては、隣接面をスライスカットし自浄作用をよくしてサホライドを塗布するとより効果的である。時期を見て必要に応じて修復処置を行う。

Q2 何歳くらいまで算定できるのか。

A2 乳幼児のう蝕が対象。就学前の6歳までは算定できます。審査では8歳以上は査定されているようです。
 精神発達遅滞などの障害者で、形成・充填などの治療が困難なケースは年齢に制限はありません。レセプト摘要欄にその旨を記載してください。

◆不当な査定・減点には、再審査請求をしましょう。
◆歯科保険請求、返戻・減点等のご相談は、電話078-393-1809(歯科直通)まで。

2011.11.15

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