兵庫県保険医協会

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保険請求Q&A

【会員医療機関の皆さまへ】
この内容は掲載日時点のものです。その後の疑義解釈通知や点数改定等により変更している場合もありますので、最新の内容は協会までお問い合わせください。

歯科

歯科保険請求QandA(110)

〈施設基準等の定例報告の期限〉

Q1 7月1日現在の施設基準等の定例報告について、いつまでが期限か。

A1 締切は7月末です。近畿厚生局から7月10日に封書で発送されています。この1年間について、金属床総義歯等の保険外併用療養費の有無。実地指算定等の場合歯科衛生士の数。施設基準届出済みの内容で要件を満たさなくなったものがあれば辞退届を出すことなどです。  特に注意したいのは、前回までは提出が不要だった保険医療機関についても、今回から新たに「歯初診」の届出をされている場合、滅菌回数やハンドピースの数などのアンケートが追加されていますので提出が必要です。

◆9月実施の集団的個別指導は歯科で237件が対象協会は、高点数を理由とした指導の廃止を求めています◆

 集団的個別指導(集個)は、「教育的観点から指導を実施し、レセプト1枚当たりの平均点数が高いことを認識させ、保険診療に対する理解を一層深めさせることを主眼として行うものとする」(指導大綱関係実施要領より)もので、翌年度においても高点数保険医療機関に該当した場合、翌々年度に個別指導の対象となることを伝えることとされています。今年度は、神戸(9月5日)と姫路(9月19日)の2会場で1時間半程度講習会形式で予定されています。通知は、実施日の1カ月前に郵便で届きます。通知が届いた先生はどちらかの会場に必ずご出席ください。
 兵庫県の歯科平均点数は1,282点(昨年は1,281点)です。指導対象のうち、最高平均点は3,187点(昨年は3,261点)、最下位点数は1,595点(昨年は1,598点)となっています。自院の平均点数は近畿厚生局兵庫事務所に電話(078-325−8925)で照会可能です。
 個別指導は「情報提供」と「再指導」が中心ですが「高点数」の理由でも実施されています。しかし、指導を恐れて、実際に行った治療や検査を保険請求しないなどの委縮診療に陥ることがあっては決してなりません。協会は、高点数を理由とした医療費抑制策のための指導は廃止を求めています。全ての医療機関が受講する算定ルールを周知するための教育的な集団指導の充実をこそすべきと考えます。
 協会歯科部会は、9月23日に歯科指導対策会員懇談会を開催予定です。近畿厚生局による最近の指導の現状報告と、弁護士による指導の法的問題点と保険医の心得等についての講演を予定しています。ぜひご参加ください。

2019.08.05

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