兵庫県保険医協会

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保険請求Q&A

【会員医療機関の皆さまへ】
この内容は掲載日時点のものです。その後の疑義解釈通知や点数改定等により変更している場合もありますので、最新の内容は協会までお問い合わせください。

歯科

歯科保険請求QandA(118)

◆支払基金の歯科審査情報提供事例より2020年9月28日付で3事例追加◆

 支払基金の審査情報提供事例は、審査の透明性を高め、審査の公平・公正性に対する関係方面からの信頼の確保を目的に、一般的取り扱いとして公表されています。なお、個別の審査で画一的、一律的に取り扱われるものではないことをご留意ください(過去の事例は支払基金HPでご確認ください)。

〈62 写真診断(2)〉
○取り扱い:原則として、「摩耗症(Abr)」、「咬耗症(Att)」、「酸蝕症(Ero)」または「エナメル質形成不全(EHp)」病名で、歯科エックス線撮影(全顎撮影以外の場合)の算定を認める。
○取り扱いを定めた理由:歯科エックス線撮影(全顎撮影以外の場合)の画像情報が、硬組織疾患の鑑別診断に有用な場合がある。
〈63 歯根端切除手術〉
○取り扱い:原則として、「歯根嚢胞(WZ)」病名のみで歯根嚢胞摘出手術と併せて行った歯根端切除手術の算定を認めない。
○取り扱いを定めた理由:歯根端切除手術は、病巣の発生原因となった歯根端を切除する手術であるため、算定にあたっては「歯根嚢胞(WZ)」病名に併せて、歯根端切除手術に係る傷病名の記載が適切である。
(編注:Per、WZ)
〈64 伝達麻酔(2)〉
○取り扱い:原則として、下顎第一小臼歯に対して伝達麻酔の算定を認める。
○取り扱いを定めた理由:炎症症状等があり浸潤麻酔が比較的奏効しにくい場合は、下顎臼歯部およびその周囲の歯周組織に奏効する伝達麻酔を行うことにより良好な麻酔効果が期待できる。

2020.10.15

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