兵庫県保険医協会

歯科保険請求QandA(144)

〈ブリッジの仮着〉

Q1　ブリッジの仮着は1回のみか。

A1　装着前の1回限り認められます。装着と同日の仮着は認められません。

◇施設基準の届出に関する定例報告について【7月31日提出締切】
　「歯初診」や「歯援診」など施設基準届出、選定療養や実地指などについての7月定例報告の案内が、近畿厚生局から今回はハガキで届いています。様式が送られてきませんので近畿厚生局のHPからダウンロードして郵送で7月31日（月）までに点検の上で送ることとなっています。インターネットが利用できない先生は近畿厚生局兵庫事務所電話078-325-8925または協会事務局電話078-393-1809（歯科直通）までご連絡ください。
　「歯初診」の常勤歯科医師による院内感染対策研修受講歴は、7月1日時点で過去4年以内に受講している研修を記載してください。

◇今年度の集団的個別指導（集個）は歯科で234件が対象。協会は、高点数を理由とした指導の廃止を求めています。
　集個は、「教育的観点から指導を実施し、レセプト1枚当たりの平均点数が高いことを認識させ、保険診療に対する理解を一層深めさせることを主眼として行うものとする」（指導大綱関係実施要領より）、翌年度においても高点数保険医療機関に該当した場合、翌々年度に個別指導の対象となることを伝えることとされています。集個は1時間半程度の講習会形式で、実施通知は1カ月前に郵送されています（今年度は姫路会場7月20日、神戸会場7月27日）。通知が届いた先生は必ずご出席ください。
　協会が情報開示請求した資料（左の審査対策部だよりをご参照ください）によると、兵庫県の歯科平均点数は1,334点（前年度1,340点）です。今年度選定された指導対象のうち、最高平均点は2,855点（前年度4,405点）、最下位点数は1,604点（前年度1,735点）となっています。自院の平均点数は近畿厚生局兵庫事務所に電話（電話078-325-8925）で照会可能です。
　個別指導は「情報提供」と「再指導」分が中心です。「高点数」の理由でも実施されますが、指導を恐れて、実際に行った治療や検査を保険請求しないなどの萎縮診療に陥ることがあっては決してなりません。
　協会は、高点数を理由とした医療費抑制策のための指導は廃止を求めています。集個は廃止し、6年毎の更新時集団指導でしっかり間違いやすいルールの周知をすべきです。ご不明な点はご連絡ください。（協会歯科担当電話078-393-1809）