共済部だより
「休業保障制度」新制度のポイント①
2012.09.15
現在、「休保」は新規募集を停止していますが、金融庁の認可を受けた「保険医休業保障共済保険」として募集を再開します。認可を得られる予定の制度内容を、シリーズで解説します。
掛金、傷病給付金は現行通り
掛金は現行通りです。加入時の掛金額が、年齢が上昇しても上がらない仕組みも維持します。
自宅療養給付・入院給付・長期療養給付の金額は、いずれも現行通りです。給付日数・免責期間とも変更しません。
制度を運営する一般社団法人を設立
一般社団法人が制度運営することが認可要件となりました。このため、一般社団法人「全国保険医休業保障共済会」を設立し、現在の「休保」の運営を移行させます。なお、加入者との窓口はこれまで通り保険医協会が対応します。
制度の一部変更
これまで、傷病給付金を受けられた方は、その給付額の2分の1を脱退時にお支払いする中途脱退給付金から削減していました。認可制度移行後は、削減せず中途脱退給付金をお支払いします。
また、70歳以上で生存脱退される方にお支払いしている、満期祝金を廃止します(ただし、既加入者については移行日までの加入年数に応じて計算し、脱退時に加算します)。
制度の一部変更を含む、具体的な制度内容について、次号以降解説します。