理事会スポット
2010年8月28日 理事会
◇出席
31人
◇情勢
(1)新高齢者医療制度の「中間とりまとめ」では、75歳の年齢区分をなくし、現役世代と同じ保険に加入するとしているが、国保の高齢者は別勘定で運営される。「保険料を世帯主が全員の分をまとめて払うため扶養される高齢者は保険料を支払わなくてすむ」などとされるが、負担義務が世帯主に移るだけで負担がなくなるわけではない。医療給付費の１割を高齢者の保険料で賄う枠組みは温存されており、県単位での運営もこれまでと同様。
(2)帝国データバンクが行った企業の意識調査で、法人税が減税された場合の使い道として「内部留保」が25・6％で一番多いことが明らかに。法人税を引き下げても、投資や社員への還元には使われない。
◇医療運動対策
(1)秋の大型宣伝企画として、10月からラジオ関西「まいど！まいど！」番組内「医療知ろう！」へ出演する。
(2)景品付きクイズ企画を院内投函形式で実施する
(3)民主党国会議員に地元での懇談開催を要請する。
◇病院有床診療所対策部
入院中患者の他医療機関受診実態調査に133件の回答。地域医療機関同士の有機的つながりを阻害する現制度の弊害が明らかに。
◇共済部
保険医年金シェア変更に関する保団連組織討議について、3生保の参入に賛成することが了承された。
(8月28日理事会より)
