理事会スポット
2012年2月25日理事会
◇出席
35人
◇情勢
①政府は「社会保障と税の一体改革大綱」を閣議決定。国保の都道府県化や医薬品の患者負担の見直し、70才~74歳の患者負担増、年金支給開始年齢の引き下げなどを検討課題としている。消費税増税や法人税引き下げを掲げ、所得税の最高税率引き上げ、資産課税の強化なども盛り込まれた。
②兵庫県は県立こども病院をポートアイランドに移転することを正式に発表し、12年度予算案に設計費5800万円を盛り込んだ。
◇医療運動対策
①「福島の18歳以下の医療費無料化求める緊急要請行動」について、兵庫協会として独自の要請書を提出することが了承された。また、県立こども病院移転問題について、①協会姫路・西播支部の要請により佐用町長が県に意見書を提出したこと、
②県医師会が、厚労省に対して「反対」していることを明確にするために文書を提出したいとしていること、等が報告された。
◇診療報酬改定・介護報酬改定対策
①医科では、地域医療貢献加算が3区分に組み替えられたこと、在宅支援診療所で機能強化した場合に点数が引き上げられたが要件が厳しいこと、維持期リハについて状態の改善が見込めない場合は2年後に医療保険から介護保険に移行すること、外来リハにおいて必ずしも毎回医師の診察を必要としない診療料が新設されたこと、後発医薬品拡大のために一般名処方をすると加算されることなどが報告された。
②歯科では、プラス改定は評価できるが、過去の改定のマイナスは取り戻せていないこと、歯科衛生士や技工士への評価が若干改善されたことなどが報告された。