理事会スポット
2012年3月10日理事会
◇出席
31人
◇情勢
①本田宏医師や全国医師ユニオンの植山医師らが参加する「医療再生フォーラム21」が、シンポジウム「TPPと日本医療の再生を考える」を開催。保団連の住江憲勇会長もシンポジストとして参加し、TPP参加によって混合診療の全面解禁が迫られるおそれがあるとした。
②生活保護制度の見直しで、老齢加算が廃止されたのは違憲として受給者が国を訴えた裁判で、最高裁は「合憲」との判断を下した。最高裁は政府が激変緩和措置を採ったことなどに言及し「見過ごすことのできない影響を生活に及ぼしたとまでは評価できない」とした。神戸地裁で争われている同様の訴訟の原告らは「高齢者の生活実態を見ない冷たい判決だ」と述べている。
◇医療運動対策
①3・3近畿総決起集会には協会から33名、全体は1053名、兵庫から83名が参加したこと、
②「消費税大増税ストップ 4・12国民集会」に参加し日比谷野外音楽堂で集会の後、国会請願デモ、国会議員要請を行うことなどが報告された。
◇東日本大震災救援対策
西宮芦屋支部の取り組みが紹介され、協力が呼びかけられた。また民医連主催の兵庫県へ避難した東日本大震災被災者を対象にした健康相談会が紹介された。
◇診療報酬改定・介護報酬改定対策
新点数研究会、講師検討会の日程と分担が報告された。
◇反核平和部
原爆症認定・義務づけ訴訟の大阪地裁判決の内容について報告された。