理事会スポット
2021年1月9日理事会
◇出席
20人
◇情勢
政府は年末、2021年度当初予算案を閣議決定した。一般会計総額が106兆6097億円と過去最大となった。医療分野は、前年度比1・5%減で12兆799億円。新型コロナウイルス感染症対応で診療報酬上の特例措置(445億円)や検査体制の構築(207億円)、保健所強化(18億円)、感染研の定員倍増などの予算が確保された一方、薬価の引き下げの影響で差し引きマイナスとなった。また、病院の統廃合を進める「病床機能再編支援」に195億円を計上した。介護分野では、介護報酬を0・7%引き上げる他、補足給付の支給要件を厳しくし、高所得世帯の介護サービス利用時の自己負担の上限を引き上げる。
◇医療運動対策
保団連「みんなでストップ!患者・利用者負担増」署名(到達23,505筆、会員参加率11.0%)、等の進捗が報告された。
◇医療活動報告
①ファイザー社ワクチンに伴う重篤なアナフィラキシー・ショックの頻度、
②COVID-19ワクチンに関する提言(一般社団法人日本感染症学会・ワクチン委員会)等が報告された。
◇審査対策部
近畿厚生局の一方的な都合で2020年12月に予定されていた新規個別指導が「延期」され、被指導医療機関が新ためて準備のし直しを強いられようとしていることに関し、同厚生局に対して、準備のやり直しを求めないよう要請書を提出することが提案され、了承された。