審査対策部だより
被災者の診療報酬請求の取り扱い
2011.04.15
東日本大震災の被災者について、一部負担金等を免除した方の診療報酬の請求方法が厚労省から通知されましたので下記に記載します。
被保険者証を提示した場合
<紙レセプトの場合> レセプトの欄外上部に赤色で「災1」と記載する。
<電子レセプトの場合> レセプト共通レコードのレセプト特記事項に「96」、保険者レコードの「減免区分」に「3:支払猶予」、摘要欄の先頭に「災1」と記録する。
保険者は特定できるが、記号・番号が不明な場合
<紙レセプトの場合> ①保険者番号を記載する ②レセプトの欄外上部に赤色で「不詳」と記載する
<電子レセプトの場合> ①保険者番号を記録する ②記号は記録しない ③番号は「999999999(9桁)」を記録する ④摘要欄の先頭に「不詳」を記録する
保険者、記号・番号とも不明な場合
<紙レセプトの場合> 住所又は事業所名、患者に確認している場合にはその連絡先を、レセプトの欄外上部に記載する
<電子レセプトの場合> ①保険者番号は「99999999(8桁)」を記録する ②記号は記録しない ③番号は「999999999(9桁)」を記録する ④摘要欄の先頭に住所又は事業署名、患者に確認している場合にはその連絡先を記録する
※いずれの場合も、国保の被保険者又は後期高齢者医療の被保険者であることが確認できた場合は国保連合会に、被用者保険の被保険者であることが確認できた場合は支払基金に、それぞれ別に束ねて請求する。請求先が国保連合会か支払基金が不明な場合は、いずれかに請求する。
※被保険者証の記号・番号が不明で、かつ一部負担金を免除した場合は、「不詳」「災1」と記載(記録)することになる。