審査対策部だより
審査・指導対策学習会を開催
2017.07.05
減点や指導の際は協会に相談を
審査対策部は5月20日、「審査・指導・監査の現状と対策〜日常の留意点にもふれて」をテーマに、審査・指導対策学習会を協会会議室で開催。八木秀満理事(尼崎市・八木クリニック、審査対策部副部長)が講師を務め、医師・スタッフら65人が参加した。
八木先生は、協会が独自に作成した資料をもとに、近畿厚生局が実施する個別指導・新規指定後個別指導(新規指導)・集団的個別指導・監査それぞれの概要と違いなどについて説明。新規指導でもカルテの記載不備等が指摘された場合は診療報酬の自主返還が求められているとして、カルテ記載等の日常的な留意点を解説するとともに、実際に返還を求められた具体例なども多数紹介した。
査定(減点)については、レセプトの電子化により病名漏れ、検査の請求回数や、薬剤の用法・用量等に関する審査が厳しくなっていることを解説。減点された際の再審査請求の方法などにも触れ、「納得のいかない減点に対しては積極的に再審査請求を」と訴えた。
八木先生は最後に「協会では審査・指導・監査に関する相談に応じている。減点通知や個別指導等の通知が届いた場合は、保険医協会にご相談を」と強調した。
参加者からは「具体例や講師自身が体験されたお話もあり、大変参考になった」「資料も分かりやすく、持ち帰ってのフィードバックに活用したい」などの感想が寄せられ、好評を得た。
【審査相談は TEL:078-393-1803 まで】