兵庫県保険医協会

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審査対策部だより

ファモチジン錠10mg減点・復活事例

2019.04.05

(患者)
 社保・男性
 
(診療年月)
 2018年5月
 
(主な傷病名・診療開始月)
 逆流性食道炎         2017年11月20日
 胃炎             2017年11月20日
 ヘリコバクター・ピロリ感染症 2017年12月6日
 
(主な請求内容)※院外処方
 
(13)特定疾患療養管理料 225×2
(80)処方箋料(その他) 68×1
    一般名処方加算1(処方箋料) 6×1
    特定疾患処方管理加算2(処方箋料) 66×1
 【処方内容】
   スクラルファート顆粒90% 3g
   ファモチジン錠10㎎ 4錠
   フラジール内服錠250㎎ 2錠
   アモキシシリンカプセル250㎎ 6カプセル
   ネキシウムカプセル20㎎ 2カプセル
 
(減点内容)
 支払基金の突合点検により、ファモチジン錠10㎎がB項(過剰)として査定
 ・ファモチジン錠10㎎ 4錠 → 0
 
(協会コメント)
 ヘリコバクター・ピロリ感染症の2次除菌後のファモチジン錠10㎎の投与については、「逆流性食道炎」「胃炎」の病名もあるため、投与は認められるべきであると考えますが、レセプト上では処方せんの交付が1回となっているため、フラジール内服錠、アモキシシリンカプセル、ネキシウムカプセルと同時に処方されているとみなされ、B項(過剰)として査定されたものとも考えられます。
 今後は、査定を避けるため、再審査請求理由に記載されているように「ピロリ菌2次除菌のため、フラジール、アモキシシリン、ネキシウムを7日間服用し、その後、ファモチジン、スクラルファートを服用するよう指示した」旨をレセプトコメントとして記載していただければと思います。
 
(主治医再審査請求コメント)
 今回ピロリ菌の二次除菌のため、フラジール、アモキシシリン、ネキシウムの3剤を7日間服用し、その後、ファモチジン、スクラルファートに変更して服用するよう指示していますので、重複の服用ではありません。
 
(再審査請求結果)
復活