審査対策部だより
ウルソ錠100mgの減点･復活事例
2019.10.05
（患者）
国保・女性
（診療年月）
2018年３月
（主な傷病名・診療開始月）
胆のう結石症 2010年６月７日
（主な処方内容）
※院外処方
ウルソ錠100mg ６錠
（減点内容）
ウルソ錠100mg ６錠→３錠
国保連合会の保険者再審により、「ウルソ錠の１日投与量は病名からみていかがでしょうか。用法は一回50mg１日３回投与です。１日600mg処方できる病名は、コレステロール系胆石の溶解・原発性胆汁性肝硬変・Ｃ型慢性肝疾患ですが、算定はいかがでしょうか」との理由で、６錠が３錠に査定
（協会コメント）
ウルソ錠の用法・用量で１日600mgの投与が認められているのが、「外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解」「原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善」「Ｃ型慢性肝疾患における肝機能の改善」とされているため、「胆のう結石症」では適応にあわないとして査定されたものと考えます。
外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の状態であれば、その旨および溶解するのに600mgの投与が必要であった旨をご記載いただき、再審査請求していただければと思います。
（再審査請求結果）
復活
