兵庫県保険医協会

　協会は近畿厚生局に対し、2020（令和2）年度の県下における指導等の実施状況について開示請求を行い、同局より開示を受けた。

新型コロナ感染拡大で実施件数は大幅減

　2020年度は、個別指導が医科診療所2件、歯科7件、新規個別指導が医科診療所25件、歯科12件について実施された。新型コロナウイルス感染症の拡大により、予定されていた個別指導等が何度も延期され、例年よりも実施件数は大幅に減少している。病院は個別指導、新規個別指導いずれも実施されなかった。
　個別指導が実施された医療機関の選定理由としては、「情報提供」によるものが医科診療所1件、歯科1件、「再指導」によるものが医科診療所1件、歯科4件、「高点数」によるものと「その他」がそれぞれ歯科1件だった。
　また、監査や施設基準調査は実施されなかった。

11月より指導再開、通知が届いたら協会へ相談を

　新型コロナ感染症の「緊急事態宣言」等が解除され新規感染者数も減少するなか、新規個別指導および個別指導が再開され、厚生局より11月実施の通知が届いたとの連絡が医科・歯科の会員医療機関より協会へ寄せられている。実施通知が届いたら、協会事務局までご連絡いただきたい。（医科電話078-393－1840、歯科電話078-393－1809）